代表取締役
高橋 健太(たかはし けんた)
1988年、東京都生まれ。幼少期は運動が苦手で、体型にコンプレックスを抱えた時期を過ごす。高校時代にトレーニングと出会い、大学ではスポーツ科学を専攻。卒業後、大手フィットネスジムに就職し、5年間で延べ300名以上のお客様を指導。トレーニング理論と栄養学を学びながら、初心者からアスリートまで幅広い層のサポートを経験。その後、地域密着型のトレーニングジムを立ち上げ、個別指導とライフスタイル改善に特化したサービスを提供中。趣味は登山、料理、そして健康に良い食材探し。現在は二児の父として、家庭でも健康と運動を大切にしている。
資格
- NSCA認定パーソナルトレーナー(CPT)
- スポーツ栄養アドバイザー
- ピラティスインストラクター資格
- トライアスロン完走経験あり
- 健康運動指導士
運動の力を知った学生時代
私が運動の世界に飛び込むきっかけとなったのは、大学時代の陸上競技経験でした。競技に打ち込む中で膝を痛め、数か月間走ることを諦めざるを得ない状況に陥りました。そのとき、トレーナーの存在が私にとって大きな支えになりました。
「リハビリを通して前向きに取り組めば必ず乗り越えられる」という言葉と、専門的なサポートが私の不安を取り除いてくれたのです。
復帰後、競技を再開したときの達成感と感謝の気持ちは、今でも鮮明に覚えています。この経験を通じて、「自分も運動の力で誰かの人生を支えたい」と強く思うようになり、それが現在の仕事につながっています。
苦しい時期が教えてくれたこと
卒業後、大手スポーツクラブでトレーナーとしてキャリアをスタートしました。ここでの仕事は非常にやりがいがあり、多くの方の健康をサポートする経験が得られました。しかし、大勢のお客様を一度に指導する集団トレーニングでは、個々の課題に向き合いきれないことにジレンマを感じるようになりました。「もっと一人ひとりの声に耳を傾けたい」という思いが強まり、独立を決意しました。
独立後は、順調とは言えない日々が続きました。初めは広告を作っても反響がなく、顧客がゼロの日もありました。それでも、諦めるわけにはいきませんでした。SNSを活用して自身の活動を発信したり、地元のコミュニティイベントに参加して直接声を届けたりと、地道な努力を積み重ねました。
あるとき、高齢の女性が「運動が怖い」と相談に来てくださり、個別に丁寧なサポートを行いました。その方が「初めて運動が楽しいと思えた」と笑顔を見せてくれた瞬間、私の努力が実を結んだと感じました。この経験が、現在のトレーニングスタイルを形作る基盤となっています。
お客様の目標に寄り添う指導
私が大切にしているのは、一人ひとりの目標に寄り添い、その人に合った最善の方法を見つけることです。
例えば、デスクワーク中心の生活で肩こりや腰痛に悩む方には、日常生活で活かせるストレッチやエクササイズを提案します。逆に、目標が具体的で競技力向上を目指す方には、筋力や柔軟性を細かく分析した上でプログラムを設計します。
運動初心者の方にとっては、「できない」という壁を乗り越えるサポートが必要です。小さな成功体験を積み重ねることで、「やればできる」という自信を引き出すことを心掛けています。
私は単に運動を教えるのではなく、「運動を通じて生活をより良いものに変える」ためのパートナーでありたいと思っています。
健康づくりを地域とともに広げる未来へ
日本は高齢化が進む中で、健康寿命の延伸が大きな課題となっています。私は、シニア世代が転倒リスクを減らし、自分の足でいつまでも元気に歩ける社会を目指しています。
そのために、高齢者向けの運動プログラムを充実させ、地域のコミュニティや行政と連携した健康プロジェクトに取り組む計画を進めています。
また、子どもたちへの運動教育にも力を入れたいと考えています。子どもの頃から運動習慣を身に付けることが、未来の健康につながるからです。地域の学校やスポーツクラブと協力し、楽しみながら体を動かせる機会を増やしていきたいと考えています。
これからも、一人でも多くの方が自分の体を好きになり、自信を持てるようなサポートをしていきたいと思っています。運動初心者の方も大歓迎です。まずは小さな一歩を一緒に踏み出してみませんか?