「自分でホームページを作りたい!」
「どのツールを使えばいいのか?」
この記事では、そんな悩みを解決するために「初心者でも簡単に使える、おすすめのホームページ作成ツール」をプロが厳選してご紹介します。
ここでいうホームページとは、単なる1ページの広告(ランディングページ)でも、商品カートや決済システムを備えた本格的なECサイトでもありません。あなたや、あなたの事業、活動を総合的に紹介する、複数ページで構成されたウェブサイトのことです。
この記事では、各ツールのメリット・デメリットを踏まえて、あなたの目的に合ったホームページを自分で作るための最適なツールを、Webマーケティングのプロが選定してご紹介します!
初心者でも、目的にあったツールが選べるように紹介していきます。
名称 | 料金プラン | サポート |
---|---|---|
Ameba Ownd | 960円/月 無料プランあり | × |
BiNDup | 528円/月(初年度0円)~ | × |
Blogger | 0円/月 | コミュニティ内でサポートあり |
CLOUD LINE | 0円/月 | × |
Crayon | 1,188円/月~ 無料プランあり | × |
Googleサイト | 0円/月 | 電話:○ チャット:○ |
Goope | 1,650円/月~ | チャット:○ |
Jimdo | 990円/月~ 無料プランあり | × |
Strikingly | $12/月~ 無料プランあり | チャット:○ |
STUDIO | 1,480円/月~ 無料プランあり | 一部プラン:○ |
Webnode | 378円/月~ 無料プランあり | × |
Weebly | $10 /月~ 無料プランあり | × |
Wix | 1,200円/月~ 無料プランあり | 電話:○ チャット:○ |
WordPress | 0円/月 | × |
とりあえずHp | 月額2,970円(別途初期費用) | 個別サポートサービスあり |
ペライチ | 1,465円/月~ 無料プランあり | オンライン個別サポートあり |
ホームページ作成ツールを選ぶ前の注意点
ビジネスにおいてホームページを正しく使うために「自分で作る」ことは私も大賛成です。ですが、自分でつくることのデメリットもあります。
制作費以外のコストに注意
自分でホームページを作ると初期費用は抑えられますが、以下のような隠れたコストに注意が必要です。
- 有料プランなどの継続的な月額費用
- ツールを使うための学習にかかる時間
という点で考えると「自分で作るのも高くつく」となる可能性があります。
管理にかかる手間に注意
ホームページを経営者ご自身が管理することで、多少の手間がついてきます。
- ホームページの情報を自分で更新する
- アップデート(セキュリティ向上)の対応
自分で作るからこそ、細かい作業がでることは否めません。また、専門知識が必要となる場合もあるかもしれません。そのため、自分でホームページを作る際には「自分の知識で使えるか」や「十分なサポートがあるか」を考えて選びましょう。
プロが推奨するホームページ作成ツール5選
初心者はもちろん、知識を持っている方も含め「自分でホームページをつくるならどのツールが良いか?」について、私がおすすめするツールを5つ、その理由とあわせてご紹介いたします。
圧倒的な利用者数、WordPress(ワードプレス)
法人の企業サイトを作るなら、WordPress一択です。日本の中小企業の多くは、WordPressを選択しています。その理由は以下のようなメリットがあるからです。
- 検索エンジンとの相性がいい
- システム利用料がかからない
- 幅広いカスタマイズができる
特に、WordPressは検索エンジンとの相性が良いです。そのため、他のツールよりも検索エンジン集客に優位なホームページが作れます。
次に、システム利用料がかからないのも魅力的です。経営者にとって、ランニングコストはリスクになるもの。毎月かかる金額といえば、サーバ代(月額1000円程度)とドメイン代(年間1500円程度)です。
そして、幅広いカスタマイズが可能ということ。企業の成長に応じて機能を追加したり、デザインを変更したりするのも容易です。
WordPressのメリット
- 国内でのシェアは約85%
- 検索エンジンとの相性がよく、集客に有利
- 無料で使えるホームページ作成ツール
- 管理画面があるため、専門知識は不要
- テーマが豊富で多目的に対応できる
- インターネット上にサポート情報が豊富にある
- 小規模から大規模サイトまで対応可能
WordPressのデメリット
- サーバやドメインなどの契約が必要(月額1000円程度)
- セキュリティ対策として、定期的にアップデートされる
- サポートは制作会社やWordPressテーマ販売会社に依存
料金プラン | 金額 |
---|---|
– | 0円/月 |
とりあえず簡単につくるなら、Wix(ウィックス)
Web初心者が、自分でホームページをつくる際に、最も簡単なツールと言えば、Wix。こちらも世界でも利用されているホームページ作成ツールの一つで、8000万以上のユーザーに利用されています。
※CMSの世界でのシェア率は、WordPressが約62.8%、Wixは3.8%です。
Wixのメリット
- 豊富なテンプレートがある。
- 初心者でも簡単に操作できて、ページを作れる。
- Wix App Marketで多様な追加機能を簡単にインストールできる。
- サーバの別途契約は不要
- 電話やチャットでのサポートがある
Wixのデメリット
- 一度テンプレートを選ぶと、後での変更は困難
- 契約が終了すると、サイトもドメインもなくなる
- カスタマイズの自由度に限界がある
- 検索エンジンとの相性は弱く、集客には不向き
料金プラン | 金額 |
---|---|
無料 | 0円/月 |
パーソナル | 1,200円/月 |
スモールビジネス | 2,100円/月 |
ビジネスプラン | 2,600円/月 |
ビジネスプライム | 12,000円/月 |
デザインを追求するなら、STUDIO(スタジオ)
STUDIOは、プロフェッショナル向けのホームページ作成ツールです。豊富なテンプレートとカスタマイズ機能を備え、スマートフォンのデザインにも柔軟な表現が可能です。
「コード不要で高度なデザインを作れる」という点で、企業のブランディングを支援するWebデザイナーからの支持が高いです。しかし、コードは不要でも、それなりの知識は必要になるため、初めてホームページをつくる方には不向きです。
STUDIOのメリット
- ブランディングにも対応する豊富なテンプレート
- コーディングをせずともドラッグ&ドロップで組み立てられる
- サーバの別途契約は不要
STUDIOのデメリット
- 初めてホームページをつくる方には、操作が難しい
- デザインに対する知見がないと、いいデザインが作れない
- ホームページとして使うには、有料プランが必要
- 検索エンジンとの相性は弱く、集客には不向き
料金プラン | 金額 |
---|---|
Free | 0円/月 |
Starter | 1,480円/月 |
CMS | 3,280円/月 |
Business | 5,680円/月 |
LPを使ってリード獲得するなら、ペライチ
ペライチは、初心者でも短時間で美しいランディングページを作成できます。特に日本国内の小規模ビジネスや個人事業主に利用者が多いです。有料プランでは、最大20ページのWebページを管理できるため、小規模のホームページとしても利用できる特徴があります。
最大ページ数に制限があるため、検索エンジン集客には不向きですが、決済機能や予約機能など、販促のためのオプションが多いところが魅力です。
ペライチのメリット
- 初心者でも短時間でランディングページを作成できる
- デザインテンプレートが豊富(一部有料)にある
- 決済や予約機能も使える
- サーバの別途契約は不要
- オンラインでのサポートがある
ペライチのデメリット
- 使用できるページが少なく、ホームページには不向き
- ホームページとして使うには、月額利用料が高額
- 法人サイトとしてのデザイン性には不安が残る
- 検索エンジンとの相性は弱く、集客には不向き
料金プラン | 金額 |
---|---|
フリープラン | 0円/月 |
ライトプラン | 1,480円/月 |
レギュラープラン | 3,280円/月 |
ビジネスプラン | 5,680円/月 |
プロフェッショナルプラン | 6,910円/月 |
情報メディアなら、AmebaOwnd(アメーバオウンド)
AmebaOwndは、ブログやネットショップを構築できるツールです。個人ブロガーや小零細企業のオウンドメディアとしての利用することに定評があります。
特に、Amebaブログとの連携などもできるようで、既存のAmebaユーザーとは相性が良さそうです。また、SNSとの連携も強化されており、簡単にコンテンツを共有することができます。
AmebaOwndのメリット
- Amebaブログとの連携が簡単
- 初心者でも簡単にホームページを作成できる。
- SNSのコンテンツを簡単に連携できる
- 有料プランでも安価
AmebaOwndのデメリット
- 自由なカスタマイズは出来ない
- 契約が終了すると、サイトもドメインもなくなる
- 検索エンジンとの相性は弱く、集客には不向き
料金プラン | 金額 |
---|---|
ベーシック | 0円/月 |
プレミアム | 960円/月 |
ホームページを作る目的はなんですか?
ホームページを活用するためには、目的を明確にすることが重要です。なぜ、ホームページが必要なのか。まずは明確な目的を持つことが大切です。
2017年(平成29年)の通信利用動向調査報告書 (企業編)では、ホームページの開設目的は次のように発表されています。
- 93.7%|会社案内、人材募集
- 67.1%|商品や催物の紹介、宣伝
- 46.9%|定期的な情報の提供
あなたもこういった目的があり、ホームページを作ろうとしているんだと思います。ここでは、これらの目的からホームページ作成ツールを考えてみます。
会社案内や人材募集をする
ホームページを作ることで、会社の歴史、理念、サービス内容、所在地などを掲載することで、顧客や取引先に信頼感を与えます。きちんとホームページを作れば、会社の信頼性が高まり、商談のきっかけにもなります。
信頼性の高いホームページを作るためには、いくつか考慮しなければいけません。
- 無料プランによる広告がでていないか?
- SSL(https=暗号化通信)が使えるか?
- 常に最新情報を掲載できているか?
- 企業として信頼に値するデザインか?
これらを考えると、利用するのは「無料プランで広告がでないもの」かつ「月額費用が」低いものが望ましい。そのため「WordPress」や「Wix(パーソナルプラン)」なら、負担が少なくすみます。
商品や催物の紹介、宣伝をする
ホームページでの販促といえば、具体的なサービス情報を掲載できるだけでなく、Googleなどの検索エンジンで上位表示されることが理想です。例えば「新宿 エステ」などで検索した時に、あなたのお店が上位に出れば、ホームページを見てもらえる可能性が高まります。
検索エンジン集客を考えるなら、以下の点が重要です。
- 検索エンジンとの相性が良いシステムである
- 管理するページ数に上限がない
- 読み込み負荷が少なく、表示が早い
検索エンジンとの相性の良さでは「WordPress」が圧倒的に優位です。そのため、検索エンジン集客を成功させたいと考えるなら、WordPress一択です。
定期的な情報の提供
ホームページは、企業の公式の情報発信媒体という位置づけになります。SNSとは違い、文章・画像・動画など、あらゆる情報を大量に掲載でき、インターネット環境があれば、誰でも情報が見られるようになっています。
情報発信という点では
- 管理するページ数に上限がない
- 簡単に使えて、発信にストレスがない
- SNSと連携ができる
という点で「WordPress」や「AmebaOwnd」が月額費用の負担も少なく、オススメです。
無料と有料、どっちがいい?
ホームページ作成ツールの多くは「無料プラン」と「有料プラン」があります。
無料プランは、初期費用がかからず気軽に始められる点が魅力です。しかし、機能やカスタマイズの制限があり、広告が表示されることもあります。
一方、有料プランは、独自ドメインが使えて、広告は非表示。プロフェッショナルなサイト作りに適しているため、費用を考慮しつつ、自分のサイトの目的や必要な機能に応じて最適なプランを選びましょう。
有料プランを選ぶべき人
- 法人としてホームページを使う
ビジネスやブランドの信頼性を高めたい場合、有料プランの独自ドメインや広告なしの環境は不可欠です。 - デザインにこだわりたい
有料プランなら魅力的なテーマテンプレートが豊富にあります。あなたの好みでデザインを選べます。 - たくさんのコンテンツを発信する
多くの情報を掲載するなら、有料プランでストレージ容量も大きくしなくてはなりません。 - オンライン販売を行う人
決済機能などをフル活用するなら、有料プランの安全な決済システムや商品管理機能が必要です
無料プランの注意点
無料プランを選ぶときには、いくつか気をつけるべきポイントがあります。
- 広告が表示される
ホームページに広告が表示され、企業の信頼性に傷がつく可能性があります。 - 機能に制限がある
デザインや機能に制限があり、思い通りのホームページを作るのが難しいことがあります。 - サポートが少ない
サポートが限られ、問題が発生したときに自力で解決する必要があります。 - 独自ドメインが使えない
例えば「example.com」のような自分のアドレスが使えず「example.wixsite.com」のようにツールの名前が入ったアドレスになります。 - 将来、機能がなくなる可能性
無料プランでは、将来的に使っていた機能が使えなくなる、という可能性もあります。
自分でホームページを作るなら、WordPressを使おう
様々なホームページ作成ツールを紹介してきました。
あなたにあったツールはありましたでしょうか?
もし、企業ホームページを作るなら、私は WordPress をおすすめします。実際、日本のホームページの多くがWordPressで作られていて、それ相応のメリットがあるからです。
WordPressを使うメリット
- 検索エンジンとの相性がいい
- システム利用料がかからない
- 幅広いカスタマイズができる
しかし、WordPressは「初心者には難しい」と感じる方もいるかもしれません。そんな方は、当テーマのご利用をご検討ください。
私たちのテーマ利用者には、別途、マンツーマンの設定サポートをご用意しています。
- WordPressを使ったことがなくても大丈夫
- ドメイン、サーバの知識がなくても大丈夫
詳細は、ホームページ新設サポート のページをご覧ください。
執筆者:大山のりよし
1980年9月28日生まれ。28歳から大手企業での制作、マーケティングディレクションに携わる。ベンチャー企業にて、メディア事業の立上から制作ディレクション、ライティング、SEOを先導して行い、2019年株式会社WINQを創業。2024年Kindleにて「ローカルSEOのすべて」を出版。
- キーワードマーケティング歴15年
- 300万個以上のキーワードの効果を分析
- 美容業界で月300件の成果獲得
- 元・国内トップアフィリエイター
- アセットコンバージョン開発者