【プロ監修】SEOに強いWordPressテーマ28社を比較!

「SEOで集客したいんだけど、どのテーマを選べばいい?」

そんな疑問に答えるべく、「SEOに強いテーマ」をご紹介したいと思います。
とはいえ、「SEOに強いって、何を持って証明するのか」も判断しづらいと思いますので、Google公式のサイト評価ツール「Lighthouse」の点数をもとにしてみようと思います。

有料・無料を問わず、人気のWordPressテーマ28社を比較してみました。

テーマ名参考スコア※用途
AFFINGER662ブログ・アフィリエイト
Arkhe未詳コーポレート
AssetConversion95コーポレート
BizVektor未詳コーポレート
Business Press80コーポレート
Cocoon未詳ブログ・アフィリエイト
deer53オールマイティ
DIVER41ブログ・アフェリエイト
Emanon94コーポレート
Habakiri未詳コーポレート
JIN:R77オールマイティ
Lightning62オールマイティ
LION67ブログ・アフェリエイト
LIQUID PRESS56コーポレート
New Standard未詳コーポレート
Nishiki Pro93コーポレート
NOMAD86ブログ・アフェリエイト
OnePress63コーポレート
SANGO未詳ブログ・アフェリエイト
Snow Monkey未詳オールマイティ
STORK1971ブログ・アフェリエイト
STREETIST99ブログ・アフェリエイト
SWELL95オールマイティ
TCD66コーポレート
THE SONIC86ブログ・アフェリエイト
THE THOR66ブログ・アフェリエイト
Xeory96ブログ・アフェリエイト
賢威未詳ブログ・アフェリエイト
※任意のDemoサイトでのLihtHouseの参考数値(2024年9月)

上記をもとに3つの用途から、SEOに強いWordPressテーマを紹介したいと思います。

  • コーポレートサイト
  • ブログ、アフィリエイトサイト
  • オールマイティ

ぜひ、あなたのテーマ選びの参考にしてください。

コーポレートサイト用のテーマ

SEOに強いだけでなく、企業の信頼を保つための洗練されたデザイン性を備えた「企業ホームページ」として使えるWordPressテーマをご紹介します。※サービスサイトや、採用サイトにも適しています。

【評価 95点】AssetConversion

WordPressテーマ「アセットコンバージョン」は、弊社(株式会社WINQ)が地域集客(ローカルSEO)のパフォーマンスを最大化するために開発したWordPressテーマです。「地名+業種」のキーワード検索で上位に表示されるために、SEO対策はWordPressテーマの中でもトップレベルです。

また、業種別に最適化されたテーマをご用意しています。例えば「士業向け」や「美容サロン向け」など、それぞれの業界に合ったテーマが選べます。そのため、初心者でも業界に最適なホームページが作れます。

現在、2024年9月の時点で4種類のテーマを提供しています。もちろん、オンライン事業者にとっても、検索エンジン集客においても有利なホームページが作れます。

ライセンス

他社と違って「1テーマ買い切り+複数サイトを作れる」というライセンスのため、Web制作会社やWebデザイナーの商用利用にも最適です。

料金:33,000円~

【評価 94点】EMANON

WordPressテーマ「Emanon」は、株式会社イノ・コードが開発・販売する、企業、士業、個人事業主向けのテーマです。

コーポレートサイト用には「Emanon Business」をはじめとする選択肢があり、ビジネスニーズに応えます。また、ブログやオウンドメディア構築用のテーマも用意されています。

2024年9月現在、Emanonシリーズは4種類のテーマをラインナップしており、様々な業種や目的に対応できる多様性を備えています。各テーマは、専門性の高い事業者が効果的にウェブサイトを構築し、インターネット上で自社をアピールできるよう設計されています。

ライセンス

登録IDにてテーマの使いまわしができますが、制作会社が受託で使う場合には、別途「受託制作ライセンス」が必要になります。

料金:12800円~(企業向けテーマの場合)

【評価 93点】NISHIKI PRO

WordPressテーマ「NISHIKI PRO」は、株式会社AnimaGateが開発・販売するWordPressテーマです。優れた機能と使いやすさが高く評価されています。

このテーマの最大の特徴は、独自のデザインパーツを多数搭載していること。デザインの自由度と使いやすさを両立させ、初心者からプロまで幅広いユーザーに対応しています。「世界一わかりやすい WordPress 導入とサイト制作の教科書[改訂2版]」でも紹介されているテーマです。

ライセンス

テーマの継続的なアップデートを受けるには、ライセンスが必要になります。1ライセンスで制作できるのは1つのウェブサイトのみです。

料金:

17,800円~(追加ライセンは30%オフ)

アフィリエイト用のテーマ

SEOに強いだけでなく、たくさんの記事を読ませ、広告を踏ませることに特化したWordPressテーマをご紹介します。オウンドメディアとしても使いやすいです。

【評価 99点】STREETIST

WordPressテーマ「STREETIST」は、株式会社RETVALが開発・販売する、ブロガーやメディア担当者のための特化型テーマです。

長年のブログ・メディアサイト運営経験を持つ開発者が、収益アップに必要不可欠な機能を多数搭載しています。特筆すべき機能として、「ランキング機能」や「アドセンス広告のウィジェット」があり、サイトの収益化を目指すユーザーに最適な選択肢となっています。

ライセンス

一つテーマを購入すれば、複数のサイト(自社サイト、クライアントサイト含む)への利用が可能です。ただし、アップデートするには「テーマキー」が必要になります。

金額:14,300円

【評価 96点】Xeory

WordPressテーマ「Xeory」は、株式会社ルーシーが開発・販売する、コンテンツマーケティングに特化したテーマです。

人気メディア「バズ部」の運営経験から得られたノウハウを凝縮し、単なるアクセス数の増加だけでなく、実質的な成果につながるデザインと機能を備えています。このテーマは、ウェブサイトへの訪問者を効果的に導き、問い合わせやその他のコンバージョンアクションへと誘導することに重点を置いています。

ライセンス

ライセンスについては詳しい記載がありません。

料金:0円(全テーマ無料)

【86点】THE SONIC

WordPressテーマ「THE SONIC」は、合同会社SONIC LABOが開発・販売する、高度な機能を備えたユニークなテーマです。

アフィリエイター、サイトデザイナー、フロントエンドエンジニアが協力して開発したこのテーマは、実用性と美観を兼ね備えています。特筆すべき特徴として、ABテスト機能を標準搭載しており、2つのテキストバリエーションを均等に表示し、より効果的なフレーズを測定できます。

また、「カウントダウンタイマー機能」も実装されており、イベントやキャンペーンの終了を効果的に告知することが可能です。これらは、マーケティング効果の最大化を目指すサイト運営者にとって強力な武器になるでしょう。

ライセンス

複数サイトへ利用可能です。月額制ですが、契約解除後も、サイトが見られなくなったりなどはありません。一部追加されていたオリジナル機能が使えなくなります。

料金:月額980円(税込:1,078円)~

オールマイティに使えるテーマ

SEOに強いだけでなく、様々な用途にカスタマイズが可能なWordPressテーマをご紹介します。アフィリエイトサイトとコーポレートサイトの中間のような位置づけです。

【95点】SWELL

WordPressテーマ「SWELL」は、株式会社LOOSが開発した、会社のホームページ、個人ブログ、商品紹介サイトなど、様々な目的に使えるテーマです。

SEO対策も充実しており、検索エンジンで見つけてもらいやすいような工夫もされています。そして複雑なコードを使うことなく、様々なデザインに対応します。

つまり、ウェブサイト作りの経験が少ない人でも、きれいで機能的なサイトを自信を持って作れる、そんなWordPressテーマです。

ライセンス

一度購入すれば、複数サイトでの利用が可能。自社サイト、クライアントへの商用利用もできます。ライセンスの制限なく、無料でバージョンアップが受けられ、フォーラムへの質問も無償で行えます。

料金:17,600円

【77点】Jin:R

WordPressテーマ「Jin:R」は、株式会社CROOVERが開発・販売する、主にブログ向けのテーマです。「誰でも、美しい本格的なブログが、一瞬で作れる」というコンセプトに基づいて設計されています。

このテーマの特徴は、豊富なデザインプリセットを用意していることで、ユーザーは好みのデザインを瞬時に選択し、適用できます。これにより、専門知識がなくても、洗練された見た目のブログを簡単に作成することができます。ただし、SEO(検索エンジン最適化)機能に関しては、他の競合テーマと比べてやや劣るかもしません。

ライセンス

自身所有のサイトであれば、複数サイトで使用可能。クライアントのホームページの制作代行をする場合は、クライアント自身がJIN:Rを購入している必要があります。

料金:17,600円

SEOに強い、の「効果の違い」はどの程度?

テーマによるSEO効果の違いを、明確に示すのは難しいのですが、Lighthouseスコアなどの指標を基に、論理的に推測できる範囲で説明します。あくまで、期待値の目安としての参考にしてください。

SEOは大きく3種類に分けられます。

  • 内部SEO
  • 外部SEO
  • コンテンツSEO

ちなみに「LightHouse」の数字は、内部SEOに関わるものです。とはいえ、検索順位はこの3種類の総合評価で決まってくるので、テーマの効果だけで順位が決まるわけではありません。

内部SEOはとても重要な指標です

しかし、内部SEOをバカにすると、痛い目を見ることがあります。次のような理由です。

例)あなたはこれから船旅にでます。しかし、船底に穴が空いていたらどうしますか?

そのまま出航しきますか?しませんよね。

なぜなら、穴が空いた状態で出航すれば、必ず途中で沈没するからです。

コンテンツを充実させていくとしても、検索順位があがらない。そんな壁にぶつかることもあります。その時は、内部SEOが足を引っ張っているかもしれません。

特に昨今(2024年8月現在)は、内部SEOの重要性が再び注目されています。テーマを変えると順位が変わる、そんな事象も発生しています。そのため、SEO対策を考えるなら、LightHouseの評価に従うことをおすすめします。

テーマ以外のSEOを強化する方法

内部SEOはとても重要ですが、それだけでSEOが完結するわけではありません。ここでは、コンテンツとプラグイン、2つのアプローチを紹介します。

コンテンツを充実させる

ブログをたくさん書く、という話では有りません。

GoogleのアルゴリズムのAIも進化し、情報の信頼性が重視されています、という話です。

SEOが強く、柔軟性が高いWordPressテーマも「何を書いたらいいのかわからない」「どんな文章に仕上げていいかわからない」という状態では、思った通りの結果が得られません。

「書くべきことを書く」

企業ホームページ用・アフィリエイトサイト用など、用途が明確で書くべきコンテンツが絞られている設計になっていることで、目的に対して確実な成果を得られるでしょう。

参考|反響を得るための掲載内容のルールとは?

読込負荷の大きいプラグインは使わない

ホームページのSEO対策や、機能追加をするために、プラグインを入れることがあります。しかし、プラグインが逆効果になることもあります。

特に「SEO対策」と名がついたプラグインは、ファイル容量の負荷が大きく、ホームページの表示が遅くなるなどのリスクがあります。そのため「SEOに強いWordPressのテーマ」を選ぶことで、そのような余計なプラグインは不要になるでしょう。

この様な理由から、アセットコンバージョンでは、SEOの観点から推奨するプラグインと、非推奨のプラグインをあらかじめ伝えています。興味のある方はご覧ください。

参考|推奨プラグインと非推奨プラグイン

まとめ|SEOに強いテーマの効果

SEOに強いWordPressテーマについてお話をさせていただきました。参考までに、順位の変化についてご紹介させていただきます。


こちらは、アセットコンバージョンのWordPressテーマを導入し、順位上昇につながったケースです。

ローカルSEOに関しては、公開後すぐに順位が上がることがあります。が、地域特性などによって、3ヶ月~半年くらいの変化を必要とする場合もあります。

従来のSEOについては「最低でも1年」と、長期的な運用が前提でした。

もちろんローカルSEOについても、長期的な施策になることもあるとは思います。

しかし、これらのように短期的な結果も出ることも事実ではあるので、テーマ本来のSEO効果をうまく活用しながら、対策を進めていただくことをおすすめします。

執筆者:大山のりよし

1980年9月28日生まれ。28歳から大手企業での制作、マーケティングディレクションに携わる。ベンチャー企業にて、メディア事業の立上から制作ディレクション、ライティング、SEOを先導して行い、2019年株式会社WINQを創業。2024年Kindleにて「ローカルSEOのすべて」を出版。

  • キーワードマーケティング歴15年
  • 300万個以上のキーワードの効果を分析
  • 美容業界で月300件の成果獲得
  • 元・国内トップアフィリエイター
  • アセットコンバージョン開発者

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