ensowa
代表 松田裕美さん
https://ensowa.net/
「まさか私がホームページ制作でお仕事をさせていただくとは思ってもいませんでした」
そう話すのは、夫婦関係カウンセラーの松田裕美さん。2024年4月に自分のホームページを作ったことがきっかけで、2024年11月から副業として企業のホームページ制作を始めました。
わずか2ヶ月で5つのサイトを制作し、さらに5社から相談を受けているといいます。技術的なスキルがないにもかかわらず、なぜこれほどの依頼が集まるのでしょうか。
2ヶ月で5サイト完成。SNSもクラウドソーシングも使わず集まる依頼
松田さんの元には、特別な営業活動をしていないにもかかわらず、次々と依頼が舞い込んでいます。SNSでの情報発信も、クラウドソーシングサイトへの登録もしていません。
「自分のホームページを見た人から『すごい、これ自分で作ったの?』と声をかけられることが多くて。そこで『よかったらやるよ』という話をすると、『お願いします』という流れになるんです」
様々な事業主からの依頼
これまでの依頼者は、ウェディングプランナー、お片づけ講師、金融サービス、顔ヨガインストラクター、オンライン秘書など。1サイトあたり5.5万円という料金設定で、制作期間は約1週間です。
「同じWordPressのテーマを使っているけど、写真とか色とか内容も変わるから、それぞれ全く違う雰囲気のサイトに仕上がっていくんです」と松田さん。アセットコンバージョンを活用することで、デザインの専門知識がなくても、クライアントの個性を活かしたサイトが作れるといいます。
カウンセラー歴が武器になった。誰もが持っている「隠れた強み」の見つけ方
「私の強みは『コミュニケーション能力』と『質問の技術』です」と松田さん。ウェディングプランナーとして培った経験が、思わぬ形で活きています。
人生を聞く力が、サイトの質を高める
「プロフィールを書くときは、その人の人生を丁寧に聞くことから始めます」
生まれから現在までの遍歴を聞いて、「あ、それが理由で!」という形で深掘りしていく。クライアントの言葉の中でも、特に「何度も出てくる言葉」「エネルギーが乗っている言葉」に注目し、サイトの核となるメッセージを見つけ出していきます。
正直な姿勢が信頼を生む
「ホームページ制作のスキルはないんです」と松田さんは率直に語ります。アセットコンバージョンを使ったWordPressの基本操作はできるけれど、複雑な機能は作れない。その限界を最初から明確に伝えることで、かえって信頼関係が築けているそうです。
予想外の広がり。本業にも活きるWeb制作のスキル
ホームページ制作をきっかけに、松田さんのビジネスには思わぬ変化が訪れています。企業との取引が進み始め、広島の結婚式場のプロジェクトチームとの商談機会も生まれました。
本業との相乗効果を実感
『結婚したら夫婦を学ぼう』を広めていきたい、という想いを持つ松田さん。
「夫婦関係のお悩みを聞くという形では、なかなか広がらなかった縁が、ホームページ制作という入り口があることで、自然に作れるようになりました」
ホームページ制作が、企業とのつながりを作る新しい接点となっているようです。カウンセリングという切り口では難しかった企業との関係性も、Web制作という形があることで、自然な形で構築できているのです。
まとめ
松田さんの事例は、Web制作の新しい可能性を示しています。
アセットコンバージョンを使えば、ホームページ制作の専門スキルがなくても、自分らしい方法で新しいキャリアを切り開けるのです。
技術的なハードルを心配するよりも、まずは自分の強みを活かせる方法を探してみる。そんなヒントを、松田さんの挑戦は教えてくれています。