「新宿 税理士」や「渋谷 全身脱毛」など、地域に関する情報の検索を「ローカル検索」と言い、ローカル検索に対してホームページを上位表示させるSEO対策を「ローカルSEO」といいます。
ローカルSEOは単なるWebマーケティングではありません。小さな会社でも地域のヒーローになれる「No.1マーケティング」なのです。
まだマイナーな方法ですが、これからたくさんの小・零細企業に採用されるでしょう。
ここではローカルSEOをきちんと理解していただくために、3つの観点で詳しく解説していきます。
- 誰が、やるべきなのか
- なぜ、やるべきなのか
- どう、やるべきなのか
ローカルSEOの全体図をお伝えしますので、あなたのマーケティング戦略に採用いただければ幸いです。
本題に入る前に
「MEO(マップエンジン最適化)とは違うんですか?」とよく聞かれるので、あらかじめMEOとの違いからお話します。
どちらも「地域集客のため」という点では同じですが、MEOとはまったく異なる戦術になります。
MEOとは
MEOは「マップエンジン最適化(Map Engine Optimization)」と呼ばれ、Googleマップ検索が行われたときに、あなたの(Googleビジネスプロフィール(GBP)を上位表示するための施策です。
ローカルSEOとは
ローカルSEOは「地名を含んだキーワード」で上位化するための対策です。マップ検索(MEO)、自然検索(SEO)のどちらも対象になりますので、Googleビジネスプロフィールとホームページのどちらも必要です。
- この違いがどのような違いを生むのか。
- また「従来のSEO」とはどう違のか。
これについては、以下の記事にまとめましたので、ぜひご覧ください。
誰が、やるべきなのか?
ローカルSEOは、誰がやるべきビジネスなのか。おすすめの業態を具体的にあげます。
※あくまで一例です。
- 士業(税理士、弁護士、社労士)
- リフォーム業(工務店、住宅修理)
- 歯科(インプラント、ホワイトニング)
- 美容サロン(脱毛、ダイエット)
- 動物病院
- パーソナルトレーニング
- 老人ホーム
- 予備校
これには、ある共通点があります。
ローカルSEOに向いてるビジネス
- 拠点(店舗、オフィス)を持っている
- 一人あたりの売上が10万円以上
- ホームページを見て購入を検討する
1つ目、拠点を持っていること。
ローカルSEOは「地名」を含んだ検索に対してSEOを行うものです。その本質は「特定の地域でソリューションを探す」人のための検索結果になります。なので、オンライン事業者はできません。その地域に拠点を持ってビジネスをしている事業者のマーケティングです。
2つ目、客単価(LTV)が大きいこと。
ローカルSEOにお金を投じたら、投じた以上の売上を回収しなくてはなりません。客単価が3,000円のビジネスと、客単価が30万円のビジネスでは、どちらが投資回収できそうでしょうか?ローカルSEOは客単価が高いビジネスほど適しています。
3つ目、ホームページを見て購入を検討すること。
ローカルSEOはホームページを対策する施策です。「高単価ゆえに、ホームページを見てものを買う」というビジネスに適しています。
ローカルSEOに不向きなビジネス
ローカルSEOは全ての会社がやるべき施策ではありません。
以下はローカルSEOには不向きなビジネスです。
- 飲食店
- 美容室
- 整体業
拠点を持っていたとしても「安価なサービスで、ホームページを見て選ばない」業界です。
とくに飲食店は、ホームページよりも食べログなどが参考情報になります。美容室もホットペッパービューティーを見て決めることが多いので、ホームページを改善してもあまり意味がありません。整体院も主に口コミのみで判断される安価なサービスです。マップ検索対策のみで十分でしょう。
ローカルSEOの具体的な効果については、以下のページで詳しく解説します。
なぜ、やるべきなのか?
ローカルSEOを推奨する理由は、無名の小さな会社も地元のナンバーワンになれる、マーケティング戦術だからです。
その理由について、5つほどお伝えします。
- 拠点のある会社は信頼されるから
- 地域名で検索をする人が増えているから
- 「地名+業種」は売上に直結するから
- 地域ナンバーワンを謳えるから
- 少しの投資で取り組めるから
それぞれ解説します。
拠点のある会社は信頼される
ご存知でしょうか。
約90%の人が「ビジネスでは取引先を信頼できることが重要」と考えており、約70%が「オンラインの会社より、事業拠点を持つ会社を信頼する」と考えています。
つまり、ビジネスにおいて「オフィス・店舗などを持ってる会社は、そうでない会社に比べて選ばれる可能性が高い」のです。
せっかく高い家賃を払って拠点を構えているのだから、人が集まる場所として使うだけではもったいないと思います。拠点を信頼の証として活用し、ビジネスを広げてはいかがでしょう。
コロナ禍でも拠点を手放さなかった経営者は、それだけでビジネスが有利になります。
地域名で検索をする人が増えている
では、拠点の信頼性をどこで伝えるべきでしょうか。
最適なのが「Google検索エンジン」です。
なぜならGoogle検索では「2回に1回は地名検索する人が約70%」という統計が出てきたからです。
つまり、SNSで情報を探す人が増えた一方で、「地域の何かを探すならGoogle」が常識になっています。
事業拠点があるなら、Google検索エンジンは強力な集客媒体です。
「地名+業種」は売上に直結する
「新宿 税理士」で検索する人は「新宿で税理士を探している人」です。
なぜなら、新宿の会社が「すぐに相談に行ける距離の税理士に依頼したい」と思ったら「新宿 税理士」というキーワードで検索をするからです。
その際、上位にあるホームページは間違いなく見られます。
なのでローカルSEOは売上に直結するのです。
少しの投資で取り組める
売上に直結するのに、投資は少額。
理想的じゃないですか?
さっくりですが、従来のSEOは年間「約400万円~600万円」の運用予算を必要としていましたが、ローカルSEOなら年間「約100万円」程度でできます(施策内容で金額は変動します)。
「なぜ、そんなに安くなるの?」
という疑問もあると思いますが、安くなる決定的な理由が2つあります。
- 「地名+業種」の1キーワードに専念するから
- 地域を絞ることで、競争相手も減るから
という理由から、施策のハードルが下がるため、投資も少額になってます。
地域ナンバーワンを謳える
名刺交換のとき「新宿 税理士、のキーワードで検索1位の税理士です」と伝えてください。
検索1位という言葉が「他よりも優れた税理士」のような印象を与えるため、商談がしやすくなるでしょう。
ビジネス交流会の場では、同業他社も多いです。
それでも「ナンバーワン」という便利なステータスが、あなたを選ぶ理由になってくれます。
これらの理由から、ローカルSEOは小さな会社こそ利用するマーケティングと言えるでしょう。
この様にローカルSEOは必ずしもWeb集客のためとは限りません。
ホームページを軸としたマーケティングの基盤として役立ちます。
どう、やるべきなのか?
ローカルSEOに挑戦したい方のために、簡単ですが「実践の流れ」を案内します。
- Googleビジネスプロフィールを開設する
- アセットコンバージョンのテーマを購入する
- 購入テーマでホームページを公開する
- 他のマーケティングと連携する
では、詳しく解説していきます。
Googleビジネスプロフィールの開設
Googleビジネスプロフィール(GBP)は、Googleマップに自分のビジネスを表示させるためのツールです。
アカウントを開設して、正確で詳細な情報を掲載してください。Google検索でお店を探している人たちに、自分のビジネスを見つけてもらいやすくなります。
当テーマの購入
当テーマは、ローカルSEOを成功させるための情報発信ができるように、業界ごとに分けさせていただいてます。
テーマ紹介ページには「どんなビジネスに適したテーマなのか」や「どのような情報を発信できるのか」を記載していますので、ご自身のビジネスに適したテーマをご購入ください。
購入テーマでホームページを公開
当テーマを使用すれば、ホームページは専門知識なしでも簡単に作れます。
WordPressについて詳しくない人でも利用できるように、作り方はマニュアルとしてまとめています。
他のマーケティングと連携
ローカルSEOは近隣のお客様の集客するWebマーケティング施策です。
しかし、単なるWebマーケティングではありません。
- ナンバーワンマーケティング
- 地域マーケティング
そんな異名を持ちます。名刺・チラシとの相乗効果があります。