LOCAL SEOローカルSEOのメリット・デメリット

ローカルSEOは、小さな会社でも「地域No.1になる」マーケティング戦術です。

  • 拠点(店舗、オフィス)を持っている
  • 客単価(LTV)が大きい
  • ホームページを見て購入を検討する

その理由は、以下の5つです。

  • 拠点のある会社は信頼されるから
  • 地域名で検索をする人が増えているから
  • 「地名+業種」は売上に直結するから
  • 地域ナンバーワンを謳えるから
  • 少しの投資で取り組めるから

「だからやったほうがいいですよ」
という話を ローカルSEOとは で話しました。

でも、いい話ばかり聞いて「100%成功するの?」という疑念が残りますよね。

そこで、このページでは正直に、私が感じる「ローカルSEOに取り組む価値」や「メリット・デメリット」を話そうと思います。

【アジェンダ】

  1. 100%上位化できる、とは言えない
  2. ローカルSEOに取り組む価値
  3. ローカルSEOならではのメリット
  4. 3つのデメリットと回避策

どんなマーケティングも万能ではありません。
なので、ローカルSEOのデメリットも含めて「どの様に取り組むか」を考えていきましょう。

100%上位化できる、ではない

残念ながら、100%の確率で上位化できる施策ではありません。
なぜなら「業界」や「地域」での競合状況によって難易度は異なるからです。それによって「施策費用」や「上位化までの期間」も異なります。

ただ「上がらなかったら、失敗」と言うのも、少し違います。
例えば、半年では上位化ができなくても「1年やったら上位化する」という可能性があるからです。失敗というより「上位化までの時間が、想定よりも長かった」と認識になります。

また「上位化されない=何の価値もない」ではないことを伝えようと思ってます。なぜなら、ローカルSEOに取り組むだけでも「営業効率があがった」と実感していただけるからです。

なので、ローカルSEOに取り組むことで「上位化する以外にも得られる価値はたくさんある」と、あらかじめお伝えしておきます。

ローカルSEOに取り組む価値

「地名+業種」のキーワードで検索エンジン3位内。
これがローカルSEOの「もっとも象徴的な価値」です。それはつまり、「やる価値は他にもある」という意味です。

ローカルSEOをやると得られる価値(ベネフィット)を紹介します。

  • 説得力があり、営業効果のあるホームページが手に入る
  • 24時間、365日、ホームページを訪れた人にセールスができる
  • 営業前の興味づけ、商談後のフォローがホームページでできる
  • 問い合わせへの回答が、ホームページの案内だけで済む

ローカルSEOで上位化するためには、このようなホームページへ進化させることが必要になります。
営業に要する時間を大幅に削減できるとしたら、そこに価値がありませんか?

説得力があり、営業効果のあるホームページが手に入る

ローカルSEOに取り組むとは「説得力があり、営業効果のあるホームページをつくること」を意味します。なぜなら、検索エンジンが「利用者に有益なホームページを優遇する」からです。

ちなみに「有益な」は、Googleいわく「検索目的を達成させられる」という意味です。

  • 購入検討のために必要な情報を掲載する
  • 求めている情報を、見つけやすく整理する
  • 読みやすく、理解できる文章にする

例えば「新宿 税理士」で税理士を探している方へ「当事務所はお役に立てると思いますよ」というご提案をすることは、ひとつのホームページのあり方として素晴らしい形です。

そして、本当に検索者にとって満足できる提案ならば、Googleはそのホームページを優遇します。

24時間、365日、ホームページを訪れた人にセールスができる

説得力のあるホームページができたのなら、あなたは「24時間、365日、無償で働いてくれる営業マンを採用した」ようなものです。

本来、ホームページには以下のような特徴があります。

  • 24時間、誰でも見れる
  • たくさんの情報を整理、掲載できる
  • 1クリックで必要な情報にアクセスできる
  • 検索エンジンからアクセスできる

あなたも「ホームページがあなたの営業マンになってくれます」という話を聞いたことはあるでしょう。しかし「ホームページが営業マンになってくれている!」という実感のある経営者は少ないと思います。なぜなら、ホームページは「制作会社はホームページの説得力を大切にしてはいない」からです。

どちらかといえば「貴社らしいデザイン(見栄え)」という抽象的なコンセプトで作っているはずです。

ローカルSEOは「ロジック」でつくるホームページです。だからこそ説得力を持ち、訪問者が問い合わせたくなります。それが「営業マンとなるホームページ」です。

営業前の興味づけ、商談後のフォローがホームページでできる

商談前にあなたのサービスについて知ってもらうことはとても重要です。なぜなら、知ってもらえていれば、商談で説明する時間を使わずに済むからです。

商談で話すべきは「買うか、買わないか」です。買ってくれるなら手続きを進めればいいし、買わないなら今後のために「なぜ買わないのかを聞く時間」にすることで、営業効率が上がります。

「検討します、で終わってしまった」
「アフターフォローの資料がない」

そんな悩みもホームページに説得力があれば、購入までの商談回数を減らせるし、アフターフォローもURLを案内するだけで済ませられ、営業がラクになります。

問い合わせへの回答が、ホームページの案内だけで済む

「質問のメールや電話がたくさん来る」
いちいち文章を作ってメールを返信したり、一人ひとり電話をしていたら、時間がいくらあっても足りません。

お問い合わせの前に「よくある質問」を見てもらうと質問は減らせるし、ブログで「マニュアル」などを用意しておくと電話対応も減らせます。

カスタマーサポートが充実していることが、購入理由にもなるので一石二鳥です。

このようにホームページのコンテンツには「作る理由」があり、だからこそ「利用者の役に立つ」ので、「検索エンジンでも優遇される」というロジックがあるのです。この結果「『地名+業種』で検索エンジン3位内になる」という最大の成果がえられます。

ローカルSEOならではのメリット

取り組むだけでも価値のあるローカルSEOですが、ここでは「ローカルSEOならではの特徴(メリット)」についても触れてみたいと思います。

  • 運用せずとも上位化できる
  • 広告に頼らない地域集客
  • 会社の信頼性や権威性が高まる

これが主に「他の集客手法と大きく違う点」だと思いますので、解説します。

運用せずとも上位化できる

説得力のあるホームページを作ることで、運用せずとも、短期間でも、上位化ができます。
そのため、ローカルSEOに強いWordPressテーマ「アセットコンバージョン」でのホームページ制作を私たちは推奨しています。

これまでSEO対策というと、約1年の期間を必要とすることが当たり前でした。
なのに、なぜ「ローカルSEOは運用せずとも、短期間でも、上位化される」のかを説明します。

理由は2つあります。

  • 競合=同じ地域の同業他社のみ、社数が少ないから
  • Googleは「利用者に有益なホームページ」を上位に出したいから

検索結果の1ページ目に「上位10サイト」が表示されますが、日本全国の上位10サイトと、地域内の上位10サイトでは「選ばれる確率」がまったく違います。

なのでローカルSEOなら、最短3ヶ月〜と、比較的スピーディーな上位化も期待できます。

広告に頼らない地域集客

やはり「地域での集客が安定して、経営がしやすくなる」ことが、大きなメリットだと思います。

コンビニエンスストアの「セイコーマート」をご存知でしょうか?
北海道ではNo.1のコンビニ(シェア率37%)で、今では北海道だけでなく全国でも不動の地位を確立しています。

なぜ、そんな事ができるのでしょうか?

  • 他のコンビニよりも、広告を出したから?
  • 他のコンビニよりも、PRをしたから?

いいえ、そうではありません。
大手コンビニエンスストアが全国展開する中、北海道のお客様からの大きな信頼を築き続けたからです。

ローカルSEOも同じ、地域マーケティングです。
「ホームページ×拠点」というビジネス資産を通じて信頼関係ができるからこそ成功するものです。お金を持ってる会社が勝つ「広告」という仕組みとは異なるマーケティングです。

会社の信頼性や権威性が高まる

検索エンジン3位内に表示されるということは、数ある同業他社の中からGoogleのお墨付きをもらうのと同意です。

Googleの検索エンジンの順位を決める人工知能(AI)は、日々進化し続けています。これまでのような「検索エンジンを攻略するようなSEO対策」で上位化されるレベルではありません。 

訪問者の悩みをホームページで解決してこそ、上位化されます。なので、Googleから「この会社なら解決できますよ」というお墨付きを頂いてることになり、社会からの信頼も高まります。

例えば、名刺交換のときに「新宿 税理士、のキーワードで検索1位の税理士です」と伝えてみてください。

「検索1位」という言葉が「他よりも優れた税理士」という印象を与えてくれるため、商談がしやすくなるはずです。

不思議なことに「世界ナンバーワン」でなくても「国内ナンバーワン」でなくても大丈夫なんです。
「地域ナンバーワン」でも信頼性や権威性があがります。

3つのデメリットと回避策

ローカルSEOにも3つのデメリットがあります。

  • 地域限定のため小規模な集客になる
  • SEOの知識が必要な場合がある
  • コンテンツの質を上げる必要がある

このデメリットを受け入れつつ「どのように対処すればより大きなマーケティングにできるか」について話します。

回避策:他の集客手法と組み合わせる

ローカルSEOは「市区町村」や「駅名」などで検索された際の上位化になるので、小規模な集客になります。

だからこそ小さな会社にチャンスがあるのですが、大手企業には物足りないでしょう。なので「会社が大きくなると、ローカルSEOは役に立たないのか?」という疑問もでてきます。

要するに「ローカルSEOだけでは不十分になっていくので地域集客と連携して、たくさん集客しようね」という結論になります。

  • 名刺からホームページへ誘導
  • チラシからホームページへ誘導
  • 「都道府県+業種」のキーワードも対策
  • 多店舗展開し、複数地域での上位化

こうした他のマーケティングも併用しながら、地元でファンを増やし、全国へ展開する。

ローカルSEOは「マーケティングの最初の一歩」にすぎません。

回避策:アセットコンバージョンのWordPressテーマを使う

ローカルSEOに力を入れている競合他社が多いと、上位表示も一筋縄ではいかないことがあります。

「ホームページのSEO対策はできてるの?」
「ブランディングしないとダメなのでは?」

みたいに、想定される原因が分散すると、改善するの「たくさんの時間・お金・労力」を費やすことになります。

アセットコンバージョンのWordPressテーマを使えば、ローカルSEOには万全な対策を施したホームページが手に入ります。つまり、SEO対策に悩まなくてすみます。「どんな情報を出していくか」だけを考えればいいのです。